University of Californiaでは、2011年秋入学を目指す学生のアプリケーションが急増しました。Freshmanのアプリケーションは前年度より6.1パーセント増えて、総数で142,235となりました。全てのキャンパスで受験者数が増加していますが、中でもUC San DiegoはFreshmanのアプリケーションが11.2パーセント増と人気が急上昇しています。Transferのアプリケーションの増加率はさらに大きく、2009年以降UC全体で26パーセント増えています。
Freshmanのアプリケーションのうち、州内学生のアプリケーションの増加率は3.6パーセントです。18歳人口がほぼ横ばいであることから、州内学生の増加は、学生全体の学力の向上によるものと考えられます。つまり、学力面での競争が一層激しくなっていると考えられます。また、アジア系学生の増加率は5パーセントとなっています。UCは、合格者におけるアジア系学生の比率を下げることを目標としているので、アジア系学生にとってアドミッションはさらに厳しくなっていくと考えられます。
Transferのアプリケーションの急増は、UCへの進学を目指す学生の増加と、UCのFreshmanの定員数の削減が影響していると考えられます。コミュニティカレッジ等で非常に高い成績を修めている学生でも、TransferでUCに進学できないケースが増えています。FreshmanのアドミッションがうまくいかなくてもTransferがある、という考え方は非常に危険なので、ハイスクール在学中にきちんと進学準備を進めることが大切です。