2007年10月1日月曜日

大学選びの重要性

大学選びのアドバイスは、Educational Consultant にとって最も重要な仕事のひとつです。雑誌などで発表されている大学ランキングの順位に固執しがちなのは、日本の偏差値社会に慣れ親しんだ日本人だけではありません。アメリカ人の生徒や保護者にとっても、理想的な大学を見つける作業はとても難解なので、ランキングに頼ってしまう人も少なくありません。

アメリカの大学は、同じ学部や学科であっても、大学によって授業の進め方やカリキュラムが大きく異なります。満足のいく成績で卒業するためには相当の学習量を強いられるアメリカの大学では、自分の学習スタイルや性格に適した大学を選ぶことが成功の鍵となります。学力が高くやる気の旺盛だった学生が、ランキングだけで大学を選んだために自分に合わない学校に進学してしまい、成績が急降下して結局卒業まで到達できなかったという例は、いくらでもあります。

大学選びの成否が、その学生の将来を大きく左右することになるので、
Educational Consultant は、大学選びのアドバイスに非常に多くの時間をかけます。私の場合は、中学・高校の成績はもちろんのこと、自宅での学習スタイルや性格面の長所・短所、また将来の目標などの情報を細かく分析します。その結果をもとに、「進学先候補リスト」を作成します。

この進学先候補リストに含まれる学校数は学生により異なりますが、だいたい20校から30校くらいのリストとなる場合が一般的です。このリストをもとに、学生や保護者の方と相談しながら絞り込んでいきます。この絞り込みが、最も重要でかつ難しい作業となります。この絞り込みの過程が済んだら、具体的なアプリケーションの準備に進むことができます。

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