2010年3月31日水曜日

エッセイの書き方

大学進学の際に、高校の成績やテストのスコアが重要なのは言うまでもありませんが、応募の際に提出するエッセイの内容も極めて重要です。評価の基準が点数評価から人物評価にシフトする傾向が強まっていることもあり、テストのスコア以上にエッセイを重視している大学も少なくありません。ハイスクールのGPAやSATのスコアがどれだけ高くても、内容の薄いエッセイを提出したら、それだけでアドミッションの対象からはずされてしまうことはめずらしくありません。

アドミッションのエッセイは、Englishのクラスで書くエッセイやSATのライティングのような客観的にまとめ上げるエッセイとは大きく異なります。アドミッションのエッセイは、自分自身のことを深く掘り下げて書くことになるので、自分を売り込む絶好の機会だと考えましょう。単に与えられた質問に答えるだけでは、効果的なエッセイにはなりません。エッセイの題材を利用して、自分の考え方や自分独自の価値を多面的に表現することがポイントです。自分がなぜその大学に行きたいのか、という視点も大事ですが、自分が進学することによって、その大学にどのような価値をもたらすことができるのか、というところまで踏み込んでエッセイを書くことができれば、魅力的なエッセイとなるでしょう。