2007年11月10日土曜日

CALTECH(カルテック)を目指そう!

CALTECH をご存知ですか。アメリカの理工系大学に詳しい方ならよくご存知だと思いますが、世界的に有名な理工系大学です。東のMIT、西のCALTECHのように比較されることもあります。

2007年秋時点での学生数は、学部生が864人で大学院生が1,222人です。つまり、Ph.D まで含めても学生数はわずか2千人強です。これに対して、教授数は、ポスドクやビジティングスカラーを含めると、1,272人です。学生数と教授数の割合は、学部で2:1、大学院まで含めると1.6:1です。

学生数と教授数の割合は、大学における教育の質を測る目安となる重要なデータです。州立大学では、学生数と教授数の割合は、15:1~20:1くらいが一般的です。また、私立大学では、7:1~10:1程度です。少人数制によるきめ細かい指導が受けられることが私立大学の魅力ですが、他の私立大学と比較しても、CALTECHは異次元の世界です。先週、実際にCALTECHを訪問して学生2名にインタビューをしましたが、2人とも、CALTECHを選んだ理由として、教授とのコミュニケーションを挙げていました。

理工系の大学は、Geek とNerd の集まりだと考える人もいるかもしれません。しかし、実際にキャンパスを訪問すると、この大学の意外な一面を見ることができます。
学生の35%が何らかのスポーツに参加しています。また、理工系の単科大学であるにもかかわらず、女子学生の比率は30%に達しています。

CALTECH関係者(卒業生および教授)のノーベル賞受賞数は32です。全学生数がわずか2千人の大学であることを考えると、このノーベル賞受賞数はにわかに信じられませんが、事実です。CALTECHの卒業生のうち、Ph.Dの取得者の割合は、実に40%にものぼります。世界中の大学を探しても、これほどの大学は見当たりません。いかに研究志向の強い大学であるかが分かります。

私がキャンパス訪問をした際に話を聞いた2名の学生は、いずれも女性でキャンパス内の寮に住んでいました。寮が大学のど真ん中にあるため、通学時間はわずか2分だそうです。2名ともスタンフォード大学を蹴ってCALTECHに来たと話していました。

大学自体は、ローズボウルで有名なLA郊外のパサデナにあります。非常に活気があり、住みやすいところです。理工系の大学を目指している方は、一度CALTECHを訪問してください。そして、理数系に自信のある方は、ぜひこの超難関大学に挑戦してみてください。

2007年11月3日土曜日

Admission Profile - CALTECH

CALTECH の2007年度のFreshman の受験者データをご紹介します。
  • 受験者数: 3,595
  • 合格者数: 605
  • 合格率: 17 %
  • 入学者数: 215
  • 入学者のSATスコア(mid-50%): 2,190 - 2,320
  • 入学者のACTスコア(mid-50%): 33 - 35
応募に必要な書類等
  • アプリケーションフォーム
  • 高校の成績証明書
  • SAT Reasoning Test またはACT (with/without writing) のスコア提出
  • SAT Subject Test(Mathematics Level 2+Ecological Biology / Molecular Biology / Chemistry / Physics)
  • ショートアンサーエッセイ

出典:CALTECH Incoming Class Profile - 2007